波大獅子太鼓 平成12年12月14日(木) 三重県松阪市民文化会館での人権チャリティーコンサートを鑑賞 先ず、3年前の映像を観た時・・・ 「三宅」そっくりな「真南風」。 「屋台囃子」に似てた「進貢船」。 が印象的でした。 今回はその2曲ともさらにアレンジが加えられ、「真南風」に関してはラストに「三宅」のテーマが何フレーズか繰り返す以外は、新垣姉妹のソロ演奏主体に変化していたように思った。 「進貢船」についても同じことが言えた。座り打ちのメインリズムがほとんど「屋台囃子」のフレーズをそのまま演奏してた過去のものより変化していた。座り打ちを下手側に並べ、それまでの「鼓童スタイル?」の3基をセンターにというものではなく、上手の中太鼓群と対照的にポジショニングされ、掛け合いも音楽的にも、視覚的にも楽しめました。 時勝矢さんに設立当初から指導を受けてると聞いたことがあるので、中太鼓の振りを大きく見せる演奏表現もおなじみのものでした。こんな表現をどこもかしこもやっちゃうとまた面白くないのだが・・・時代の流れと諦めましょう(笑)。 個人的には、「三宅」「屋台囃子」のコピーと言えないほど改良されていて満足でした。 金色の毛並みの獅子のパフォーマンスがありました。「志多ら」にも獅子舞の獅子を使った同じようなコミカルな演目がありましたが、また一味違ったもので楽しめました。 「スーパーエイサー」と言うらしく、私も本場のエイサーが良くわからないのですが、飛んだり(中国武術で言うところの旋風脚)、太鼓をほうり投げて馬飛びをしてさらに太鼓を空中でキャッチして叩くというパフォーマンス。後方宙返りあり〜の若さ爆発って感じでした。 話が前後しますが、オープニングに「暁(あかつき)」って締め太鼓だけで始まる曲でしたが、これも以前はあぐら座りで叩いていた様に(うろ覚え)思いましたが、片膝立ちの座り打ちって言えばわかりますかね?そんなスタイルに変化していて衣装もカッコ良かったです。 上手く言えませんが、ステージ用に完成の域に達しているのでしょうが、プロ団体にも様々なスタイルがあるように、手持ちの限られた曲を年々どうアレンジしていくかというのが残波の壁というかテーマのような気がします。 「鼓童」のように曲を作れる人間が多いわけではないのでしょうか?同じような演出を毎回見せられれば飽きられてしまいかねないのでは・・・。アマチュアじゃなくプロですからそのへんが特にシビアに要求されはしないでしょうか・・・。 海吉日(うみやゆかるひ)と名づけられた曲。これを聞いた時、沖縄の青い海が見えました。 (進貢船→進貢船U→海吉日と曲名が変化したのだろうか?) 素晴らしい演奏をありがとうございました。 m(_ _)m |
林 英哲 コンサート2000−2001 「光を蒔く人。」 平成12年12月17日(日) 愛知県芸術劇場大ホールにて鑑賞 「道をゆく人」の原曲といわれる「海幸」でスタートし、「日輪」「春の寺」「異国」「六大響」「さひわひへの道」で第一部が終了。 第二部は、ツアータイトルの「光を蒔く人」という曲とアンコールに答える曲でした。 毎年毎年、テーマにそってがらりと演目を変えてくる英哲さんのコンサートは文句の付け様がありません。 私の席から英哲さん、木下さん、土井さんのアイコンタクトの表情が良くわかり楽しめました。2曲目の「日輪」は木下さん作曲ですが、むちゃくちゃカッコ良かった〜。 昨年のツアーで上田くん、木村くんが少し演奏しましたが、今回は英哲さんも少し琴を弾く場面もあり、英哲さんなりのおちゃめな演出かなと感じました。 今回は松村組のお二人に加えもう二人の若手が第二部では登場し、素手で太鼓を叩いたり大地の音をイメージしたような鈴が付いた棒を打ち鳴らしました。 後半では、おのおのひとつの炎を大切に持ち帰りながら舞台袖に消え、最後は英哲さんが大太鼓を打ち鳴らし、さらにクライマックスでは静かにひときわ大きな炎が灯りやがて消えてゆく・・・。「光を蒔く人」という曲ですが、思考をこらした演出に大満足しました。(*^-^*) 私は地元においては10人以上での大所帯での和太鼓演奏をしますから、英哲さんのような演出は日常とまったく切り離して楽しめます。木下さんの三味線、土井さんの尺八が高い次元で絡む和太鼓表現は最高です! 会場で、風雲の会の二人に偶然会い楽屋に挨拶してから帰るとのこと・・・じゃまにならないかと心配しながら同行しました。コンサート終了後も英哲さんは関係者との懇親とか取材でもみくちゃの様でした。私達は、木村くんと上田くんの楽屋でしばし雑談。そうこうしてると舞台の片付けを終えた新メンバーのお二人と、もうひとり舞台のスタッフとして頑張ってた友人が合流。 上田くんに「もちろん、打ち上げ行くんでしょう?」と聞かれ、私は先の二人とは別だと思い、「私じゃまなようなら失礼しますけど・・・いいんでしょうかね?」 「かまへん、かまへん。ええさあ〜。」 (なんという幸運!) ということで、厚かましくも同行しました。救いだったのは英哲さんのマネージャーの方が私のことをよく覚えていてくれて、打ち上げの席でも気がねしないで太鼓談議に加えていただきました。 終電の無くなった名古屋の街を朝まで飲む覚悟はありましたが、うちのメンバーの一人が自家用車で名古屋入りしていたので、二次会に歩き始めた方々にお別れを告げ、私達は退散しました。 (^.^)/~~~ |
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