| 熊野音絵巻 〜祈りの道の妙なる響き〜 第一章「炎の章」 平成16年11月6日(土) 熊野速玉大社 宝物殿横 |
林 英哲 和太鼓コンサートツアー2004/2005 「レオナールわれに羽賜べ」 平成16年12月18日(土) NHK大阪ホール |
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出演者 木乃下真市(津軽三味線) 茂戸藤浩司(和太鼓) 小野さゆり(篠笛) 西ようこ(箏) ・津軽よされ節 ・津軽あいや節 ・秋田荷方節 ・十三の砂山 ・津軽じょんから節 ・花の鳥 ・海流 ・羽衣 ・雷光 ・SHI−BU−KI ・(アンコール)熊野即興曲 今年、三重県と和歌山県に伸びる「熊野古道」が、ユネスコの世界遺産に登録されたのは皆様ご存知のことでしょう。それにタイアップするようにして、和歌山県の観光協会が同県出身の津軽三味線奏者の木乃下真市さんを親善大使に任命してのイベントでした。 前半は古典を中心に演奏されていました。演奏の合間のMCもなかなか饒舌で、今は亡き父親の生前のエピソードを時折交えては、感謝の気持ちが溢れていました。 舞台の後半は、和太鼓、篠笛、箏のユニットメンバーを従えてのオリジナル曲のオンパレードでした。中でも、「花の鳥」は大好きな楽曲で、英哲さんとのセッションの違いを自然に探してしまいそうでした。(^凹^)ガハハ 茂戸藤さんも若手の太鼓奏者の中で、実力も人気も申し分無くその活躍は周知のことでしょう。私と彼の太鼓音楽との最初の出会いは「六三四」でした。勿論、創設メンバーに木乃下さんが居たことは後で知ったのですが。 同バンドを抜けた後は、「打究人」を結成したり、精力的なソロ演奏活動もされてるそうですが、茂戸藤さんの太鼓は、今回の様な他楽器とのユニットの中で一際光ります。 邦楽の世界に疎いので、二人の女性奏者とは初めてでしたが、安定した実力で木乃下サウンドを奏でていました。どうしても箏はPAのセッティングの関係でしょうか、エレキ三味線との相性が今ひとつというか、もっと音色が響けばいいのにと思ってしまいました。 「女子十二楽坊」が中国楽器を使った演奏集団として名を馳せました。この日海外ツアーから帰国したばかりのユニットメンバーだそうですが、津軽三味線と他の邦楽器を使った木乃下さんの挑戦はまだまだ始まったばかりといった様子。しかし、その手応えは十二分に感じていらっしゃいました。 てな具合に真面目な雑感を抱きながらも、木乃下さんの顔が俳優の西村雅彦さんと似てるかなと、的外れな感想も持ちました。(^^ゞ いずれにせよ、私としましては、このユニットの音楽も方向性も今後益々期待して間違いないのではないかと思いました。 最後に、プロアマ問わずこの様なユニット音楽はすでに盛んでして、これまで以上に人気が出るスタイルだと思います。そういった意味では、木乃下さんの率いるこのユニットは絶好のお手本になることでしょう。 |
第一部 「風紋の彼方」 「THE WANDERER(さすらい人)」 「牧歌」 ※挿入曲「東に西に」 「羅紗と奇譚」 第二部 組曲「われに羽賜べ」 ― 腕一本 ― 船出 ― ラ・ボエーム ※挿入曲 ― 鼓舞 ― レオナール、われに羽賜べ ― 祈り ※挿入曲「PRIERE祈り」 林 英哲、 クリストファー・ハーディ 新谷祥子、 土井啓輔 英哲風雲の会 上田秀一郎、 はせみきた 服部博之、 小泉謙一 コンサート会場に入り、パンフレットを見ながら最初に驚いたのが、風雲の会メンバーが合計で四人登場することでした。今後もツアーでは四人編成が定着するのでしょうか。 今回のツアーでは、パーカッショニストをお招きしての舞台構成でした。全体を観終えた感想としましては、掲示板でも触れていますが、ここ近年の英哲ワールドがいい意味で壊れてます。ご本人も曲間のMCで少し心配するように触れられていましたが、浅い部分ではひょっとして残念な批評が出そうなのですが、なんのなんの舞台芸術としての完成度は素晴らしいの一言です! 「万零」ツアーに始まり、前回の「澪の蓮」に続く、芸術家をモチーフにした作品だそうですが、今回のテーマは、エコール・ド・パリを代表する日本人画家、藤田嗣治さんという方でした。偶然にも、私が英哲さんのコンサートに行き出したのも「万零」からでしたね。 毎度毎度、英哲さんの舞台の感想を書くのは難しいのですが、これまで以上にストーリー性が深くて、目に見え想像出来る情景以外に、人の気持ちの部分にも深く入り込み見事に表現してたと感じました。 明治から昭和に生き異国に渡った故人の心模様までもが垣間見得る演奏に、誰それと比べるとどうだという浅はかな次元では計れない和太鼓中心の総合表現は、私も使う「太鼓音楽」という言葉は馴染まないと思い知りました。そこまで興奮した私でした。 名古屋は所用と重なって今回の大阪でしたが、何とかもう一度どこかで鑑賞したいと思わずにはいられない程の芸術作品でした。 何か内容に関しては一切書き出していない私ですが、あれがどうでこれがどうだと正直なところ書かないのでなく書けないのです。 「澪の蓮」でも魅せた風雲の会若手メンバーを含めた演奏と、新時代のパーカッション音楽の担い手となるであろうクリス&祥子さんに、お馴染み土井啓輔さんの尺八が織り成し、和洋折衷の部分も強く感じさせます。 異文化に触れた故人の見た当時の外国を投影していたのかも知れません。 2004.12.20記 |
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